９月
前回に続いてユーザー車検のため、自信を持って検査場にR100GSを持ち込みました。 諸々の手続きを終え、ラインに入る前の目視検査で車両の車台番号（フレーム番号）と原動機の形式（エンジン番号）を検査官の指示に従ってエンジン型式を読み上げたのだが、その際「VHですよね？」の問いに「いやVDです」と答えると！あれ〜？？そうです、エンジンの型式が車検証と違ったのです！！
「前回はこれで通ったんですけど？」の問いに検査官は「いやそんなはずは・・・いずれにしてもこれじゃラインは入れませんよ」って(T_T)
その場で車検を取得するのは諦めて、車検も２日後に切れることから、近くのショップへ持ち込むが、結局BMWディーラーではないそのショップもお手上げ状態・・・。
仕方がないのでバイクを家に乗って帰り、次の日から原因追求を始める。家にある様々な本を読み漁ったが、アーカイブスまでエンジンの型式は載っていない・・・。そこで正規ディーラーに電話でR100GSのエンジン型式を確認すると「R100GSのエンジン型式は１０２VDで、１０２VHなるエンジン型式はBMWには存在しない」とのことだった。ここで「今まで乗っていたのはGSのエンジンだったんだ」と一安心して、担当の陸運支局に「登録時の誤りではないか？」と電話で確認すると、色々調べてくれて返ってきた返答が「登録時には登録者が１０２VHで登録しており、登録された支局もそれを確認しているので間違えはありません」と・・・！、「じゃあどうすれば車検を受けられるのでしょう」との私の問いに「エンジン載せ換えたということで改造申請が必要になります」だって！加えて「その場合は前に載っていたエンジンと新しく載せたエンジンの比較表が必要になります」との返答に「正規ディーラーで前に載っていたエンジンはBMWでは存在しないって言っていますけど、どうすれば？」と再び問うと、色々とスッタモンダした挙句（たぶん色々と調べたのでしょう）１週間後ぐらいに「その場合は現在のエンジン型式が正規に使われていると証明できる書類があれば良いです」って！ダメ元でディーラーに証明するものがあるか確認するが、「平行輸入車に関しては・・」当たり前だよね(T_T)
そこで、地元の正規ディーラと付き合いのあるショップへ詳細を伝えて、お願いすることにしたが、なかなか事は進まない・・・。それでも色々と努力してくれて、なんとか証明を取っていただくことになったが、「改造申請は難しいので行政書士に依頼する」とのこと・・・。ショップへ車検を依頼する手前プッシュロッドのOIL滲みの補修＆タペット調整を依頼してもおいたのだが、見積もりを出していただくと「１８万円あればOK」と＼(◎o◎)／！ユーザー車検なら２万５千円ぐらいで済むはずが・・・。
果たしてフジツボ号は無事に車検を通るのだろうか？？現在１０月下旬続く・・・
11月１８日　やっと車検取得完了！晴れて我がフジツボ号は改造車になりました(^_^;)今回の車検取得に費やした費用は上記補修＆調整等を含めて１７万７千円！でも日数と費用がかかっても、さすが餅は餅屋です。今回の車検騒動で陸運支局のお役所体制に腹立ちはありましたが、これでフジツボ号の最後を見取る決心がつきました（笑）