【自作ハンドガードプロテクター】




 10年ほど使い続け、以前から割れやすいと感じていたハンドガードのプロテクターを転倒して割ってしまったのを機会にFRPで自作してみることにしました。実際割ったのは今回が2回目で、前回は劣化による破損?その際に片側だけプロテクターを新たに購入したのだが、さすがにHPN製品はお値段が張った・・・。今回は「釣り仲間のバクフミ選手がFRP製品を作るの得意だったな」と思い出して相談してみると、「以前バーキンの屋根を作った際の材料と道具があるから作ってみなよ」とのありがたいお言葉に調子付いて、何の知識もないのにFRP製作に踏み切る。


 バクフミ選手より拝借したもの  自分で用意したもの
 ↓
 (1)パテ
 (2)硬化剤
 (3)ガラスマット&ネット
 (4)ローラー類
 (5)プラサフ(アクリル系)の余り
 ↓
 (1)FRP用ポリエステル樹脂
 (2)アセトン
 (3)イサム2液アクリルウレタン樹脂塗料各種
 (4)筆や容器などの小物類




 左上が前回何もしないのにヒビが入ってきたハンドガードのプロテクター。エポキシのパテでヒビを埋めて使っていました。汚く補修したので、新しいのを購入して暗室のダンボールの中にしまっておいたら茶色くなっていました。右側のプロテクターはこれを型にFRP成型を開始します。

 左下は転倒により割ってしまった物。
 型の成型 
(1)400番の耐水ペーパーで磨いて余分なエポキシのパテを落とす。
(2)プラサフを塗って割れた部分を確認してパテ埋め。
 型の成型
(3)600番の耐水ペーパーで水研ぎ。
 型の成型
(4)更にプラサフを塗って軽く1500番で水研ぎ。
(5)離型ワックスを約10回塗りこむ。
 型の成型
(6)FRP成型開始。
 型の成型
(7)バクフミ選手によるお手本。この際に次の仕事がやりやすいように取っ手を着ける。
 型の成型
(9)離型・ワックスがけ不十分で元の型を割る・・・。
 型の成型
(10)余分な部分をサンダーで削る。
 型の成型
(11)型を必要以上に削ってしまったりした箇所をエポキシのパテで適当に補修するなどして、一応型の完成。



 その他
(1)ついでに傷ついた部分も塗装補修しようと、水研ぎしたらプラサフが二重に出てくる!以前にも塗装補修していたみたいですね(笑)
 その他
(2)面倒なので、このまま塗膜を全て剥離することにする。
 その他
(3)マフラーのヒートガードも画像のとおり白くなってきたので、ついでにクリアを塗ってみようとチャレンジ。

   製品作成
 型を作ればいくつでも同じものが製作できる♪と2kg.買ってきたFRP樹脂を使い切るまで製品を作ろうとはじめたのだが、慣れないと良い加減の厚みが出せない・・・。結局3セット作って使えそうなのは1セットのみでした。
  製品製作
(1)型の内側にプラサフを塗って、巣穴をパテで拾って「これでもか!」、、と徹底的に磨き込む。それから更に離型ワックスの塗り込み約10回!ツルッツルに仕上げます。
  製品製作
(2)型の中にガラスネットを貼って製品を作り始めるが、最初のこれは厚くなりすぎて失敗&離型ワックスの塗り込み不足で離型に苦労する。

 2回目はまぁまぁかな?3回目はFRP用の樹脂が途中で尽きて諦める(笑)
  製品製作
(3)型から離型した製品を再びサンダーで余分な部分を削って整えて、シリコンオフを使いワックスなどの油分を脱脂する。
 製品製作
(3)製品をハンドガードに取り付けて、ビス穴の位置を調整する。
 製品製作
(4)更にプラサフを塗ってパテで巣穴を拾ってから耐水ペーパー400番→600番→1000番で水研ぎして、用意した2液アクリルウレタンのプラサフを吹付ける。1500番で軽く水研ぎ。この際ヒートガードは2000番で水研ぎする。
 製品製作
(5)本塗装。本来なら赤いクチバシも白く塗ってしまおうと思っていたのだが、赤いフレーム部分の傷部分を筆で拾って塗装したかったので、勿体ないが赤の塗料も用意した。ちなみにタンク部も白で拾いたかったので、今回はガソリンにも強いウレタン塗料にしました。最終的に全塗装する場合の練習も兼ねます(笑)
 製品製作
(6)自分的にはクリアを吹かなくてもハンドガードはウレタン塗装だけで十分なのだが、マフラーのヒートガードにクリアを吹きたかったので、一緒にクリアを塗装しました。鏡面仕上げなんてものはフジツボ号に必要ないので、コンパウンドなどは使用せずに、ここでお終い。
 自作ハンドガードプロテクター完成
とは言っても、最終的に塗装をしたら巣穴がまだ残りました。最後のプラサフを塗った時点で気付いたのだが、どうせハンドガードのプロテクターだから丁寧にやるのも面倒臭かったので、いつも通りに適当の出来上がりです。

 今回は冬期でバイクに乗れない時期に、道具や材料を提供していただけるチャンスも重なって「安く済ませよう」とFRP成型に踏み切ったのだが、ドエライ手間が掛かりました!それに仕上げにこだわるならゲルコートやら、離型材などをもっと揃える必要があるかな?型が残っているから次回からは少し簡単に製作できると思うが、次回は他社製品が純正品になる気もします(^_^;)




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